告白から一年が経ち
ミロスアカデミーのカリキュラムで ライフコース と言うグループワークがあります。
Aさんは心と身体のアンバランスにずっとずっと苦しまれてきました。
そのカリキュラムで初めてご自身のジェンダーを告白されたAさん。
はじめて公にする場としてライフコースを選ばれました。
色々なマイノリティがありますが、Aさんは身体は女性ですが(性自認)は中性で、服装など外見で表現したい性別は男性。
相手から感じるものを自分の無意識として、自分ごとで受け取る空間で、Aさんは公表の大ジャンプされたのです。
当時、苦しかったこと。辛かったこと。悩みなども涙ながらに吐き出していかれました。
その辛さを受け取り、与えの空間ではたくさん泣きましたが、同時に清々しくもありました。
そして、性別を超えたところで自分自身を認めることをできた空間でした。
一年少し経ち
今回ライフコースにお久しぶりにご受講されました。
まずは前回からの変化を話ししてくれます。
自分のことを俯瞰して表現する場ってほとんどありませんでしたが、離れて自分を表現されることでどんどん認識に変わっていきました。
このことが実はすごいんです。
体験したことをはっきりと認識に変えるということ。
昨年のジェンダーカミングアウトから、職場や、関わっている音楽活動で周りからもすんなりと認めてもらえていたのです。
中には「気づかなくてごめん」と思いやった言葉をかけてもらったりもして、ご自身の苦しみが緩んだような状況が増えました。
とはいえ
ご実家に帰ることはずいぶん長いこと足が遠のいていたのです。
なぜなら、お堅い家柄に育ったAさんは、お父様に受け入れてもらえるかどうか不安しかなかったからです。
久しぶりに実家へのフライト
久しぶりに帰省すると決めたものの、ご両親に実際会う直前までエゴが騒ぎ続けていました。
言われたくない言葉で傷つけられる恐怖にも脅えていました。
そして父から拒絶される恐怖にも…
このまま、「コロナに感染した」とか適当な理由をつけて帰省するのをやめようかとも思いました。
しかし、意を決して帰省。
迎えにきてくれたのはなんと!お父様。
お母様と会って心の準備を整えてからお父様に会うつもをしていたのにまさかのフライング。
Aさんの心中は脅えていました。
しかし、実はお父様…我が子の帰省を待ちこがれてられたのでしょうか?
お母様いわく「自ら迎えにいくと言って到着の30分も前から駅で待ってくれていた」そうです。
その思いにAさんは涙されました。
じんわ〜りほどけていく空間、溶けてていく時間。
自分ではなかなか言わない男性性。
不器用で、大きくて、無骨な男性性をAlyson自身も受け取り、父を感じ胸が熱くなりましました。
男性性を受け入れる=自分自身を受け入れる
(Aさんの言葉)ーーーーー
帰省してからは、なんの力も入れなくてもそのままの私を受け入れてくれているということがわかりました。
今まで帰省は両親が喜ぶであろうスカートを履いたり、両親の望むであろう女性の姿で無理をして会うことが親孝行だと思っていたのはエゴだったと気づきました。
両親にとって私が元気で人生を楽しんでいればそれでいいと言う思いを初めて受け取れました。
おそらく前回のライフコースやカウンセリングでも講師はそのようなことを、おっしゃってくださっていたと思いますが、頭で理解するのと、体験で理解するのは全然違うのだと感じました。
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まさにですね!その時のミロス空間が理解として体験に成っ他のですね。
Aさんはお父様だけではなく、親戚の集まりを通して大きな変化を感じます。
親戚からはいつも田舎の長男(お父様)の娘だからという見方を常にされて、会えば「結婚は?」「子供は?」って毎回毎回本当に嫌だったそう。
しかし、今回はそれらから解放されていて、親戚の集まりでも嫌なことは何ひとつ言われなかったそうで、家族水いらずで穏やかな時間を過ごせたそうですよ。
自分で自分を責めなければ、観てる世界が変わります。
Aさんの今の感覚
今日、Aさんは近くのショッピングセンターでレインボーのマークのトイレを発見。
こちらは性的少数者(LGBTQ +と表現されるセクシャルマイノリティ)にとって誰でも使えますということ。
レインボーのマークが“性の多様性”の象徴だそうです。
カミングアウトしたから終わるわけではない日常の一コマ一コマが、どんどん住みやすく変化していることを感じています。
(Aさんの言葉)ーーーーー
米国特許・中国特許取得
新次元思考テクノロジーMIROSS ミロスアカデミー講師・竹原恵子 近日カリキュラム
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