父が繋いでくれた命のバトン

3月20日は父の誕生日。おん歳89歳。

男性の平均寿命が81歳らしいから、その年齢を大いに上回ってくれました。

 

そんな父が生まれた時代背景は、第二次世界大戦が始まる前の昭和の始め。

父のお母さんは、父が幼少の時に病気で亡くなっている。

そして、戦争が始まってお父さんは兵隊さんになって何度も家を離れる。

おばあちゃんが父を育ててくれたそうで、両親の愛が薄かった父。

 

おばあちゃんも父が6歳の時には肉体を離れ、激しくなってきた戦時中遠い親戚に預けられた。

 

ときどきお酒が入ると父が話すエピソードに泣ける

 

あまり辛かった当時の話しをしたがらない父。

私がミロスに出会い父の話しが聞きたくて聞きたくて晩酌しながら聞いてみた中

一つ心に残るエピソードがある。

 

遠い親戚のところに疎開したものの、物も食料もままならない時代。

家の子供にご飯はあっても、自分のところにご飯がないことも多かったそう。

 

ある日「◯◯ (父の名)たまご買ってこい!」とお使いを頼まれた。

「◯◯個買って来い」と言われ、喜び勇んでスキップで行ったそう。

なぜなら、◯◯個は、滅多にない自分の個数が含まれていることがわかったから。

 

嬉しすぎて、ザルを持ってスキップして買いに行った。

弾みすぎたのか、帰りにこけてしまってザルごとたまごを落としたそう。

 

「悲しくて悲しくて・この世の終わりの気持ちになった」とお酒を呑みながら話してくれたっけ。

聞いていて、切なくて泣けた。

 

当時、過酷な状況下13歳まで生きられないと思っていた父。

空腹をしのいで、寂しさを胸に命のバトンを繋いでくれました。

 

 

そこから更に時が流れ

最近、新しい記憶はめっきり弱くなった父。

昔の話しは驚くほど覚えていて、母との出会いエピソードを話してくれる。

繰り返し繰り返し話されるエピソードは

「◯◯子(母の名)がワシを選んでくれたことが信じられん」といつもラブストーリーになります。

 

私が子供の頃に見た父と母のイメージは、お父さんがお母さんを苦しめるという、片側にはまり込んだ見方。

全く違う景色が観えたのはミロスの視点に出会えたからこそ。

 

今年の誕生日も父に感謝を伝えられました。母が亡くなって7回目の誕生日、父との距離はますます縮まリます。 Alysonアリソン

 


 

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